MSRA-2185 MSRA-2185

中川つよし講師監修

宮地楽器
オリジナル
リコーダー2021

アルトリコーダー A=415Hz
MSRA-2185
ステンベルゲン
モデル

187,000円(税込)
御蔵島黄楊/ステイン仕上げ
サムホールリング付き

新型コロナウイルスの影響により、
2020年は宮地楽器オリジナルリコーダーも新機種の製作が
叶いませんでしたが、
2021年、念願の新モデルを発売することができました。

2021年はリコーダー奏者フランス・ブリュッヘンが晩年に愛したステンベルゲンモデルを製作致しました。宮地楽器オリジナルモデルの得意分野であるバロックピッチの楽器です。
ぜひお試しください。

今年は“ステンベルゲン”

リコーダー製作家 徳永隆二

ステンベルゲンはアムステルダムのリコーダー製作家です。
(Jan Steenbergen 1676年-1752年)

私がまだ若い頃、フランス・ブリュッヘン所蔵リコーダー図録が全音楽譜出版社から発売されました。既にリコーダーに大きな関心を持っていた私は、躊躇なくその図録を購入しました。ワクワクしながら図面を見たり、オリジナルのリコーダーの白黒写真を見たり、さらにはそれらの楽器を使用しているレコードを買って聴いてみたりしたことを覚えています。 図録には、当時からリコーダー製作家として有名なBressan、Stanesby、Dennerといった名前があり、そしてその中にSteenbergenという名前がありました。その頃の私はその名前をあまりよく知らなかったのですが、私がとても気に入って聴いていたテレマンのトリオソナタ集やヴィヴァルディのコンチェルトにこのSteenbergenの楽器が使用されていることを知りました。以降、Steenbergenの名前は、ずっと私の頭から離れず、いつか作ってみたい、と思っていました。

そしてついに、ここ宮地楽器でSteenbergenの楽器を展示販売する機会を得ました。40年来の思いが実った、というのは少し大げさかもしれませんが、非常に嬉しく思います。
このリコーダー、作ってみた感想を述べますと、反応が良く、甘い音色で軽快に鳴る、そんな印象です。是非お手にとってご試奏頂ければと思います。

監修者のひとこと

リコーダー奏者、
宮地オリジナル・リコーダー監修
中川つよし

新しい宮地オリジナルリコーダーの構想が固まったのが、2019年の夏、それからまる2年、3回の試作を経て、ステンベルゲン・モデルは完成しました。タンギングに対する軽快な反応、「風のような」スムーズな吹き心地、非常に甘く美しい音色。リコーダーの巨匠・ブリュッヘンが愛した名器が、宮地楽器から新しく登場します。ぜひお試し下さい。

MSRA-2185D MSRA-2185D

MSRA-2185D 人工象牙装飾付きモデル

239,800円(税込)

ステンベルゲンのオリジナルの通りのデザインを再現した、人工象牙装飾付きモデルです。
よりリアルな外観はもちろん、くっきりと通り抜けるような音色をお楽しみ頂けます。

御蔵島黄楊ストーリー

海外メーカーにはない、日本ならではの木材『御蔵島黄楊』。
製作担当の徳永氏に、御蔵島黄楊の魅力を解説して頂きました!

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宮地楽器オリジナルリコーダー ラインナップ